ワーママの評価が会社で低い理由。日本社会に蔓延る悪魔的な価値観

日本企業では、働くだけ損をする。

ワーママであるあなたは、一般的な男性より効率的に業務をこなしているのに、働いていない男性の方が評価され、ムカついていませんか？

こんな話をすると袋叩きにされるかも知れませんが、現代の日本企業は、会社による貢献で評価をしている訳ではありません。日本企業の評価は、自己犠牲の大きさで評価をしています。

現代の経営陣は、日本の高度経済成長期という儚（はかな）く散った幻想を未だに追い求めていて、現代の日本経済の鈍化は、働く人間がラクをして給料を貰おうとしている不届者（ふとどきもの）だと認識をしているのです。

「24時間、戦えますか？」を合言葉に家庭や子供、プライベートを捨て、会社のために働いてきた人間からすると現代日本人が軟弱に見えてしまいます。

日本の景気が悪いのは、成果主義やワークライフバランスなどという軟弱な考え方をする人間が増えたからで、全日本人が企業戦士になれば、不景気も吹っ飛ばす。という遺物のような価値観を持っている経営陣からすると、会社のために自己犠牲ができないワーママは、絶対的に評価が下がります。

そんな現実に目を背けていても、あなたが幸せになることはありません。ですが、そこは社会人として上手くやっていきましょう。

この記事では、ワーママのあなたが会社から評価をしてもらうための方法について解説します。

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ワーママの頑張りが評価されないワケ

現代日本は「男性至上主義」･･･正確にいうと『ジジイ至上主義』です。ジジイなんて下品な言葉を使っていますが、このジジイというのは、昭和の高度経済成長〜バブルを経験した男性と、その価値観を受け継いだ時期世代の男性を指しています。

悔しいかな、このジジイの結束力は強く、僕のように効率を求め、定時内に仕事を終わらせ、「他人の粗探しや無駄な会議をする時間があるのであれば、やり方を変えよ」と言い放つ人間を全力で排他しようとしてきます。

ジジイたちの価値観では、会社のために自己犠牲をすることが美徳であり、非効率な仕事で残業したり、やることがなくても、仕事しているフリをしていることが正義なのです。

現代の日本企業は、会社のために自己犠牲になることが一番評価を上げる近道です。ワーママの多くは、会社と家庭を両立させるために頑張っていることをアピールをしてしまいます。それが間違いです。

ジジイどもに評価をされるためには、『会社のため』に頑張っているアピールが必要です。

僕が思うに、このクソみたいな価値観を持つジジイたちのせいで、日本経済は復活どころか低迷しているのに、本当にゲロゲロです。

あなたが会社に評価されないのは、会社のために犠牲になっている風に見えないからです。反対に言えば、会社のために自己犠牲しているフリさえできれば、効率良く仕事をしているワーママは、飛躍的に評価されます。

ワーママの方が仕事ができる根拠

本来であれば、仕事の対価は、成果で判断をされるべきです。最近、話に出てくる『成果主義』です。

働くあなたは、どこかで聞いたことがあるでしょう。これは画期的な評価方法で、会社からすれば、短時間で成果を出す人間が増えれば、生産効率は爆上がりするし、より効率良く仕事をする人間は、与えられた仕事を終わらせれば、定時に帰っても、早退しても、何も文句を言われなくなります。

成果主義になれば、家事や育児に追われるママの能力は、飛躍的に評価されることになります。今でさえ、ワーママたちの多くは、子育てや家事のために、どこかの馬鹿どものように、非効率に仕事をして長く会社にいることが正義だと勘違いをしている男性より成果を上げています。

もちろん、突発的な早退や休暇はあるかも知れませんが、俗人化を避け、本人がいなくても仕事が回るようにしっかりと引き継ぎをしています。そして、それが本来の仕事の仕方です。

働く人間も、会社を経営する人間にもメリットが大きい成果主義ですが、そこには大きな壁･･･自己犠牲こそが正義というジジイたちが立ちはだかります。

つまり、ジジイという大きな勢力がいなくならなければ、いつまで待っても成果主義は実現は不可能なのです。

仕事が出来る人間ばかりではない現実

どう考えても、同じ仕事量を短い時間で終わらせるワーママの方が評価が高くなるのが、男女平等、ジェンダーレスの社会です。ですが、そうならない原因はどこにあるのでしょうか。

答えは、仕事が出来ない人間が会社を牛耳っているのを見れば明らかです。そんなジジイたちの言い分は「仕事で成果をあげることが目的ではない。会社に食わせてもらっている気持ちが足りない。もっと会社のために（自己犠牲を）しなさい」となるワケです。

残念ながら、現在の会社組織で偉くなった人間は、仕事そっちのけで社内政治に精を出し、上司、幹部に気に入られ、現在の地位を獲得しました。高度成長期に必死に働いていた人間ではありません。

どちらかというと、接待や付き合いという名の飲み会でゴマを擦り、媚を売ってきた人間です。今さら仕事など出来る訳もありません。

自分の地位を脅かすワーママが活躍する組織作りを本気で行うハズありません。「男女平等にチャンスを与えている」などと表面上は良い顔をし、腹の中では、ワーママの戦闘力にビビっているのです。

割きって働くのが吉

残念なことなのですが、いくら話をしてもお互いに理解をすることは不可能です。どれだけ自己犠牲をしているかを評価基準にしているジジイからすると、会社のために自己犠牲をしていない人間は評価の対象にはなりません。

ワーママだけではなく、仕事よりプライベートを大切にし、いつも楽しそうに仕事をしている人間にも容赦（ようしゃ）なく適用されていることを見ても明らかです。自らの仕事は定時内に片付け、定時後や休日に遊び狂う人間は、会社のために貢献してないなどと低評価を受けてしまいます。

能力が低く、会社への貢献度も低くても、頑張っている風、つらそうにしている人間の方が評価が高くなるのが、現代の日本企業です。

はらわた煮えくりかえる気持ちは、十分理解しています。ですが、反対に考えれば、働いているフリをすれば、自己犠牲をしているフリをすれば、あなたの評価は爆上がりです。

ワーママが会社での評価を上げる方法

僕のように仕事よりプライベートの方が100倍大切で、仕事なんて幸せになるための手段であって、目的ではないと公言している人間は、どう足掻（あが）いても会社からの評価が上がることはありません。

もし、あなたが会社での評価を上げたいなら、会社のために自己犠牲をしているアピールをしてください。ジジイどもは自分が不幸なので、他人の不幸が大好物です。なので「会社のせいで、こんなに犠牲になりました」をアピールするとジジイどもは食いついてくるハズです。

そして「あんなに犠牲になっているから評価を上げてあげよう」となる。なるハズです。（保証は出来ません）

この会社のために、これだけ犠牲を払っていますアピールは絶大な効果を発揮します。このアピールが上手い人間は評価が上がり、仕事の能力に関係なく、評価されている傾向があります。

しばらく会社の評価が変わることはありません。もし、あなたが会社の評価を上げたいと思うのであれば、自己犠牲をしているアピールをしてみてください。

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