離婚のお金が不安で動けない人へ｜費用・生活費・養育費のリアルと準備法

「離婚を考えているけれど、お金の不安で動けない…」

そう感じている方は少なくありません。実際に離婚をするとなると、弁護士費用や引っ越し費用などの初期費用、離婚後の生活費、子どもの養育費、老後資金まで、現実的なお金の問題が立ちはだかります。

私は20年以上、離婚を考えながらも「お金が不安だから」という理由で踏み出せませんでした。

しかし最近、ファイナンシャルプランナー（FP）さんに相談して、「もっと早く準備していれば」と心から思いました。

この記事では、離婚にかかる費用や離婚後の生活費、養育費の現実、そして後悔しないための資金準備について、私自身の体験も交えながら解説します。最後にFP相談のメリットについても紹介しますので、今まさに「離婚のお金が不安」で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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我慢の始まりは産後から――離婚を意識するまでの道のり

産後の生活は、喜びと同じくらい大きな負担も背負うことになりました。昼も夜も関係なく続く授乳や夜泣き、慣れない育児に追われる毎日。もし夫が家事や育児に協力してくれていたなら、乗り越えられたかもしれません。

しかし現実には、夫は仕事を理由に家事をしない、育児を任せきりにする。私は孤独感や寂しさを抱え、「この人と本当にやっていけるのだろうか」と心のどこかで思うようになりました。

これが私にとって、離婚を意識する最初のきっかけでした。

子どもが小さいときに離婚を考える瞬間

産後クライシス、家事をしない夫、ワンオペ育児…。小さな不満が積み重なる中で、「もう無理かもしれない」と思った瞬間は何度もありました。夜中に泣く赤ちゃんを抱っこしながら、横で眠る夫を見て涙があふれたこともあります。

あれから20年以上が経ち、今振り返ると、あのときに感じた寂しさや不安は、我慢しても消えるものではなかったと強く思います。結局、その気持ちは心に残り続け、離婚を真剣に考える大きな理由となりました。

離婚を我慢してしまった理由

それでも当時の私は、どこかで期待していました。「こんなに頑張っているんだから、いつか気持ちが伝わるはず」「夫もいつか分かってくれるはず」と信じて疑いませんでした。

子どもが息子だったこともあり、父親の存在は必要だと考えていたところもあります。それに、一生添い遂げると神様に誓ったし・・・簡単に離婚に踏み切ることはできませんでした。

さらに「離婚にかかる費用や生活費がわからない」「本当にやっていけるのだろうか」というお金の不安も、私を引き止めました。結果的に、離婚を考えながらも長い間行動に移せなかったのです。

我慢がもたらした心と体の変化

我慢を続けるうちに、体調や心にも変化が出てきました。眠れない日が増え、朝起きても体が重く、気力が湧かない。子どもの前では必死に笑顔を作るものの、心は空っぽで、涙が勝手に出てしまうこともありました。

夫に相談しても軽く流され、私のSOSに気づいてもらえない孤独感がさらに大きくなりました。気づけば、嬉しいときにも悲しいときにも涙が出なくなり、感情が動かなくなっていたのです。

この状態こそ、夫婦関係が限界に近づいているサインだったと、今は思います。

離婚を考えたときに立ちはだかる「お金の不安」

離婚を本気で考えるとき、一番大きな壁になるのはやはり「お金」です。気持ちの問題だけではなく、現実的に生活を続けていくためには避けて通れません。

私もそうでしたが、離婚にかかる費用や離婚後の生活費、何をどう準備すればいいのかわからない不安…。子育てや仕事に追われ、それを調べる時間や心の余裕がないことも、離婚を先延ばしにする大きな理由でした。

離婚にかかる費用

離婚そのものは協議離婚であれば大きな費用はかかりませんが、弁護士に依頼した場合は着手金が20〜50万円、報酬金が20〜100万円かかることがあります。調停や裁判になると、さらに費用は膨らみます。

また、引っ越し費用も無視できません。単身でも4〜8万円程度、家族での引っ越しならさらに上乗せが必要です。新しい生活を始めるための家具・家電の購入も含めると、数十万円単位の支出を見込んでおく必要があります。

離婚後の生活費

離婚後は、今まで夫婦で分担していた家計を一人で支えることになります。住居費、食費、光熱費、教育費…。特に子どもがいる場合は、将来の学費や進学費用まで考えておく必要があります。

「離婚後の生活費はいくら必要？」という疑問は多くの人が抱えますが、これは地域や生活レベルによって差が大きく、一概には言えません。だからこそ、今の生活費やお金を具体的に把握しておくことが、準備の第一歩になります。

養育費や慰謝料の現実

「養育費があるから大丈夫」と思う人も少なくありません。しかし実際には、養育費を受け取っている母子家庭は全体の28.1％にとどまっています。取り決めをしていても支払われなくなるケースは珍しくなく、安定した収入源として期待しすぎるのは危険です。

さらに、養育費の平均は月額約5万円。最も多い支払い額は「月2〜4万円」とされています。教育費や生活費をまかなうには十分とは言えず、あくまで補助的な収入と考えたほうが現実的です。

慰謝料も必ずもらえるわけではありません。金額も期待するほど高額ではなく、「相手からの支払いがあればラッキー」くらいに考えて、自分の力で生活を立て直す準備が必要です。

私の後悔

今になって思うのは、「もっとお金の知識があれば、いざ離婚となっても余裕だった」ということです。

もし、離婚が頭をよぎり始めた20年前から月1万円を投資していたら・・・普通に貯金していた240万円が、うまくいけば500万円近くにになっていたかもしれません。2倍・・・まではいかなかったとしても、少なくとも150万円くらいは上乗せできたはずです。この数字を知ると、知識があるかどうかでこんなに差が出るのかと悔しくなります。

私は「いつか」と思っているうちに、NISAどころか貯金もできないまま20年が過ぎてしまいました。あなたには、同じ後悔をしてほしくありません。

お金がすべてではないけれど、安心はお金で買えるのです。

私の離婚までの想いはこちらの記事でも書いています。

離婚後に後悔しないための準備

私は長い間「お金が不安だから」という理由で離婚に踏み出せませんでした。今になって思うのは、離婚するかどうか迷っている段階でも、準備だけはできたということです。離婚の資金を準備 をしておくことで、不安は確実に減らせます。

同じように悩んでいる方には、ぜひ 「今からできる準備」 を始めてほしいと思います。

離婚しなかったら、それは子どもの教育資金や自分たちの老後に回せばいいだけ。今から準備をして損することは何もありません。むしろ、今のままでは損してしまいます。

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今の生活費を把握する

まずは、毎月の生活費がいくらかかっているのかを明確にしましょう。家賃や光熱費などの固定費、食費や日用品などの変動費を分けて書き出すだけで、現実が見えてきます。これは「離婚後の生活費はいくら必要？」という不安を解消する第一歩です。

貯金や収入の目安を知る

離婚後すぐに安定した収入を得られるとは限りません。最低でも数か月分の生活費を貯金しておくと安心です。また、自分にできる働き方や副業の可能性を考えてみるのも良い準備になります。

例えば、毎月の生活費が20万円かかる家庭なら、60万円〜100万円の貯金があると心強いです。数字で把握しておくと、「何となく不安」が「具体的な目標」に変わります。

利用できる公的制度

日本には、ひとり親家庭を支える公的制度が数多くあります。

• 児童扶養手当：所得に応じて月数万円が支給される
• 医療費助成制度：子どもの医療費が無料または一部助成
• 就学援助制度：給食費や学用品費の一部が補助される

「知らなかったから使えなかった」ではもったいない制度ばかりです。情報を知っているだけで、離婚後の生活の安心度は大きく変わります。

こうした準備を少しずつ進めることで、「離婚のお金に対する不安」で立ち止まってしまう状況から抜け出しやすくなります。

専門家に相談する安心感（FP導線）

私も最近、思いきってファイナンシャルプランナー（FP）さんに相談しました。正直、「もっと早く相談していればよかった…」と心から思いました。

自分で１からお金のことを勉強する必要はまったくなく、ただ詳しい人に現状を話して、数字で示してもらうだけでこんなに安心できるんだと驚きました。

FPさんは感情論ではなく、事実と数字で「もし離婚したら」「毎月これだけ投資したら」「保険をこっちに切り替えたら」を具体的にシミュレーションしてくれます。

そして、今できることを一緒に考えてくれるんです。どんなに少額のお金でも、どうしたらいちばん良いのか、最善の方法をみつけだしてくれます。

こうした具体的な答えが手に入ると、不安がぐっと小さくなり、はじめて現実的な選択肢が見えてきます。離婚を決めるかどうか迷っている段階でも、まずは準備として相談するだけで大きな前進になります。

FP相談に特別な準備はいらない

「FPに相談するなら、家計簿や明細を全部そろえてからでないと…」そう思う人も多いかもしれません。けれど実際に私が相談したときは、「何について聞きたいか」を伝えるだけで十分でした。

例えば「離婚後の生活費の目安が知りたい」「今の収入でやっていけるか不安」「公的支援を使うとどう変わるのか知りたい」といったざっくりした質問だけでも、FPさんは丁寧に整理して答えてくれます。

もちろん、給与明細や固定費のメモがあればさらに具体的なシミュレーションが可能ですが、それは「このFPさんにまた相談したい」と思ったときで大丈夫。最初の相談は、おおよその話を聞いて今できることを確認するだけでいいです。

最初の相談で聞いてみたい質問リスト

「何を聞けばいいのかわからない」という方のために、FPさんに最初の相談で役立つ質問をまとめました。気になるものを1つ選ぶだけでも相談のきっかけになります。

私がFP相談を申し込んだきっかけ

私自身、最初にFPさんへ相談を申し込んだ理由は「NISAについて知りたい」というものでした。離婚するなら効率よくお金を増やしたいと思ったんです。お申込みの時は「NISAに興味があるので、どういうものなのか聞いてみたい」というざっくりした内容で申し込みました。

でも、そのときのFPさんがとても親身な方で、安心して話せる雰囲気だったので、思わず「実は離婚を考えていて…」と打ち明けることができました。そこから離婚にかかる費用や離婚後の生活費、養育費や公的制度の話に広がり、「もっと早く相談していればよかった」と心から思いました。

最初の相談は軽いきっかけでいいのです。興味のあるテーマから始めても、必要なことへ自然に話が広がっていきます。

私は「保険マンモス」で、申し込みましたがたくさんのFPさんの中から聞きたい話（今回だと投資やNISA)に、特に詳しいFPさんを紹介してくれました。しかも、相談は無料です。

後悔しないために“今”相談してほしい

「いつかやろう」と思っていたら、私は気づけば20年たっていました。

お金は、知識があるかないかで大きな差がつきます。
あなたに、私と同じような損をしてほしくありません。

もし毎月1万円を20年間ただ貯金していたら240万円。でも、投資していたら500万円くらいに増えていたかもしれない・・・。その差は150～250万円。知っているかどうかでここまで変わるのです。

私はその金額を思うと、本当に後悔しています。お金がすべてではないけれど、安心はお金で買えます。

「後で」は絶対にやりません。だからこそ、“今”まず申し込んでみてください。 日程は希望を出せるので手軽に始められます。

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まとめ

子どもが小さいときに「離婚したい」と思っても、お金の不安や子どもの存在、世間体などが理由で我慢してしまう人は少なくありません。私自身も20年以上、離婚を考えながらも「お金が不安だから」と行動できませんでした。

けれど、結局は我慢しても溝は埋まらず、離婚を考える気持ちは消えませんでした。だからこそ あなたに伝えたいのは「今から準備しておくこと」 が大切ということです。

「いざとなったら、いつでも離婚できる！」そう思えたら、心に余裕ができます。もしかしたら、夫婦関係も良くなるかも？？

離婚にかかる費用、離婚後の生活費、養育費や慰謝料の現実…。正しく知って備えることで、不安を小さくすることができます。さらに、FP相談を通じて「自分の場合はどうなるか」を数字で示してもらうと、将来が具体的にイメージできるようになります。

お金がすべてではありませんが、安心はお金で買うことができます。迷っている今だからこそ、まずは「知ること」「準備すること」から始めてみてください。相談は無料です。

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