家事をしない夫の離婚率が高いのは当然です。
まぁ・・・そうね
我が家は結婚20年目にして、妻である私から「離婚を前提にした別居」を切り出しました。
限界だった・・・
20年一緒にいて今さら?と思う人もいるかもしれませんが、厚生労働省が毎年公表している「令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況」では、離婚した約18万組の夫婦のうち、もっとも多い同居期間は「5年未満」そして、次に多いのが「20年以上」の熟年離婚となっています。
熟年離婚というと60代以降・・・「夫の退職金が出てから離婚」のイメージですが、一般的には「20年以上の婚姻生活の末に離婚すること」を指すようで、例えば50歳で結婚して60歳で離婚した場合は熟年離婚とは呼ばないそうですよ。
知らなかった!
うちは離婚したら熟年離婚だ・・・
我が家は共働きで、息子が2人。私は、子供の成長や、旦那の転職による収入の変化に合わせて、フルタイムで働いたりパートで働いたりしてきました。
最終的に50歳を目前に「別居」を選択した私ですが、結婚生活20年の間に「離婚」を考えた回数は数えきれません。
そんな私が実際に「離婚」を強く考えた3つのターニングポイントと、なぜ「家事をしない夫」の離婚率が高いといわれるのかを考えてみました。
一時の感情に流されて「離婚」を選択するのは浅はかだと思います。でも、私自身、パートナーとしてこれから何年も一緒に生きていくということを、もっと早く立ち止まって見つめるべきだったと思っています。
忙しい毎日だと思いますが、たまには深呼吸をして、客観的に自分たち夫婦を振り返ることも大切です。そして、別居や離婚の二文字がチラついているなら、お金のことはしっかり把握しておきましょう。
万が一、別居や離婚になった時に一番の問題になるのがお金のことだからです。
現在、どれくらいの資産があるのか、ローンが残っているのか、養育費はもちろんですが、今後、子供の成長に合わせどれくらいお金が必要なのか・・・あなたが損をしないために、いわゆる「ライフプラン」を事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
知らないだけで数百万円も損してしまう可能性がある別居や離婚。
もし、そうなった時に相手より優位に立つためにも「知っておく」ことが最も重要です。
お金の相談って面倒だったり、勧誘されそうなイメージがあると思いますがリクルートが運営する「保険チャンネル」なら、お金のプロFP(ファイナンシャルプランナー)さんに無料で相談できるのでおすすめです。保険会社ではないので勧誘もありません。
「家事をしない」それだけが離婚の原因か?
別居や離婚と聞くと「浮気?ギャンブル?」と何かキッカケがあってするものと思う人が多いのかもしれません。
実際、私が「別居した」という話をすると、大抵の人が「何かあったの?」と聞いてきます。
正直、何もありません。
これまで、何度も離婚を考えましたが、その時も特別な何かがあったわけではありません。
浮気もDVもないし、家事だって全くしないわけではありません。家事を「する」「しない」で分けたなら、もしかしたらする方かもしれません。
お料理は私より上手だし、洗濯もしてくれます。
だったらどうして・・・
・・・・・
分かる人には分かる、分からない人には分からないかもしれませんが、「家事をしない夫=なに一つ家事をしない夫」ではありません。
「協力している」「家事もしている」「俺だって頑張ってる」・・・うちの旦那もそう言います。「まったく家事をしない夫もいるんだから、求めすぎだろ!」と言われることも。
イラつく・・・
家事をしていると言う夫にイラつく理由
家事をまったくしない旦那さんにイラつくのは当然です。でも、家事をしてくれたとしてもモヤモヤ、イライラした経験・・・ありますよね?
うちの旦那は気づいていないのです。
相手への思いやりや配慮に欠けた「家事をしている」はただの《《自己満足》》だということに。
想像でしかありませんが、もしかしたら夫婦だけの生活だったらここまで拗れていなかっただろうなと考えることがあります。
ママは子供にたっぷりと愛情を注ぎます。それこそ、赤ちゃんのうちは睡眠時間や自分の時間をけずり、体力や精神力の限界を超えてお世話をしています。では、身も心も疲弊しているママに愛を注ぐのは誰の役割だと思いますか?
・・・・・。
離婚が多いといわれる時期は、「結婚して5年以内」「結婚20年以上」ですが、そこには「出産・子育て」が大きく関わっていると私は思います。
産後すぐ
離婚した夫婦のうち、もっとも多い同居期間は「5年未満」です。
つまり結婚して5年未満に離婚する夫婦が一番多いということです。
新婚さんって幸せなイメージなのに・・・
その中でも、私が知っているかぎりでは、子供がいない夫婦より、子供が産まれて離婚する夫婦が圧倒的に多いです。
理由は色々だと重々分かっているつもりですが、産後クライシスにしても、育児ノイローゼにしても旦那さんが育児に協力的じゃなかったり、ママに寄り添えないことが原因なんじゃないかと思っています。
赤ちゃんが産まれて、幸せいっぱい、毎日ハッピーなんてことはありません。
大変なことのほうが多いよね・・・
うん・・・
特にはじめての出産や育児を手探りでがんばるママにとって、この時期の旦那さんの行動や態度は、一生、付き纏うと言っても過言ではありません。
「忘れたくても忘れられない」と言った方が正しいくらい、何年たっても忘れることができません。
パパにしたら「お風呂に入れてる」「オムツも変えてる」「できることはしている」と思っているかもしれません。育児は難しくても、その分「家事をしている」と思っているかもしれません。
出来る限りのことはしてる!
本来であれば、それは当然のことです。でも、ママだって鬼じゃありません。10ヵ月お腹の中で赤ちゃんを育ててきた自分と、旦那が違うことも分かっています。家事や育児はふたりで協力し合うものと思っていても、少しづつで良いと思っているし、完璧を求めているわけではありません。
ママが求めているのはもっと違うところにあります。
仕事をはじめると
5年を乗り越え、子供が成長すると働きに出るママもいますよね。私もワーママ歴15年。
フルタイム、時短勤務、パート・・・子供の成長に合わせて働き方を変えたり、それが可能な仕事に転職したり・・・ママが働くのは本当に大変です。
思うように働けないことへの焦りや苛立ち、子どもや職場への罪悪感、それを分かってくれない夫への不満。
毎日イライラ・・・
子どもを保育園に預け、働くようになると「社会とのつながり」が戻ってきたようで「がんばろう!」って思うママも多いと思います。私もそうでした。
でも、夫婦って?協力って?と考えさせられる毎日が待っていました。
役割分担したはずの家事も「忙しい」とやっていなかったり、お料理はしてくれるけれど、台所はぐちゃぐちゃだったり、自分が得意な家事だけやって他は見てみぬふりだったり・・・結局、見かねた私がやる羽目に・・・
ママの負担のほうが絶対に大きい・・・
役割分担したはずなのに・・・
できることはやってる・・・
職場ではどうでしょう。
出産前は、フルタイムでバリバリ働いていたのに時短勤務・・・悪いことをしているわけではないけれど、忙しそうな職場から一人早めに帰る罪悪感。
せめて時間内は人一倍がんばろう!と思った矢先、保育園から「お熱が・・・」の連絡。
ただでさえ罪悪感でいっぱいの中、頭を下げ早退。そして、熱で真っ赤な顔の子どもを見るたび「ごめんね・・・」と申し訳なさでいっぱいにもなります。
職場にも子供にも悪い気持ちになる
私は何のために働いてるんだろう・・・
せつない・・・
帰って来た旦那には「明日は休めないから、頼むね」と言われ・・・「今日も早退で迷惑かけたのに・・・」とモヤモヤ。
子どもを置いて行ける訳もなく翌朝には「すいません!」と職場にお休みの電話・・・。
つら・・・
『どうして子供のお熱で早退するのは、いつも私なの?』
『どうして仕事を休んで看病するのはいつもママなの?』
もちろん子供は可愛いけれど、謝るのも、罪悪感に押しつぶされそうになるのも、
全部、全部・・・
ママ、ママ、ママ、ママ・・・・全部ママ!
できることは、やっ・・・
だまれ!!!
子どもの成長のタイミング
子はかすがいとは言いますが、実際は子供がいることで離婚が回避できるわけではありません。
約18万組の離婚した夫婦のうち、未成年の子どもがいる夫婦は全体の60%近くと過半数以上を占めています。
そんなに!?
子供が産まれ、一番つらい時期に寄り添ってくれなかったり、協力している風で満足している旦那・・・子育ての大変な時期を乗り越え、「もう安泰」と思ったら大間違いなんですよね。
ママの頑張りや、慈愛に満ちた愛によって、かろうじて持ちこたえているだけなんです。
私が手を離したら一瞬で崩れる
子供がさらに成長して子育て終盤になってくると、家族のため、子供のためがむしゃらに頑張っていたママも我に返ります。
「このままでいいの?」「このままこの人と一緒にいて私は幸せ?」
支えるばかりで、支えてくれない・・・
夫婦でいても孤独を感じる・・・
「自分は家事をしているし、協力している方だ」そう思っている旦那さんほど、突然、離婚を突きつけられて焦るんじゃないでしょうか。
家事を通してママが求めているもの
パパが必死にあやしても泣き止まない赤ちゃんが、ママのおっぱいですぐ泣き止んだり、今まで自分に向いていた愛情が子どもに向いている気がしたり・・・・。
ママと赤ちゃんの間に入れないような、虚しさや寂しさを感じることもあるだろうし、気持ちが追い付かないパパがいるのも分かります。
でも、ママだって、おっぱいの出ないパパに「授乳して」と言っているわけではありません。
パパのおっぱい・・・
むしろ嫌・・・
2~3時間おきの授乳で、まとまった睡眠時間がとれないのは確かに辛いですよね。
でも、私は眠れないことより、暗い中、1人で何回も起きて授乳している寂しさのほうが辛かったです。
毎回じゃなくていいし、毎日じゃなくていい・・・本当にたまにでもいいから、一緒に起きて授乳の間に他愛もない話をしたり、「大変だね」って笑い合ったりできたら、それで良かった。
察してくれなんて言っていません。正直に伝えたんです。
にも関わらず、横でいびきをかいて寝ている旦那を見て涙がこぼれてきました。
「一人じゃない」「私には、この人がいる」そういう信頼と安心感をママは求めています。少なくとも私は、ずっとそれだけを求めていました。
家事をしない夫と離婚率
私は家事をしない夫でも、夫婦で役割分担ができているなら、必ずしも離婚につながるとは思っていません。
私たちの親世代のような、旦那さんが働いて、奥さんが家庭を守るでも、お互いが「そこは任せた!」と信頼し、安心して生活できるなら素敵だなと思います。
でも、旦那さんの収入では生活が厳しいとか、収入は問題なくても奥さんが働きたいと思っていたら、任せられても負担でしかありません。そこは、二人でバランスをとることが大切です。
どこを自分が担い、どこを相手に任せるかを、夫婦で話し合うと思うんです。
うちだって何度も話し合ってきた
それなのに「ここは任せて!」と言ったことや、渋々でも「やる」と言ったことをやってくれないと、「任せてたのに・・・」と、信頼ができなくなるんです。
信じてたからこそ裏切られた気持ち
分担した家事を何ヶ月もやってないのに誤りもせず「俺だってがんばってる」「できることはやってる」と言われても「は?寝てたよね?」ってなりますよね。
背中をあずけてたのに寝てた・・・みたいな
いや・・・切りつけられたぐらいな気持ち
「誰かがやらなきゃ・・・」と、つい自分でやってしまうママ、「やってよ!」と怒ってしまうママ、なんとかやるように機嫌をとって仕向けるママ・・・色々だと思いますが、どれにしても疲れるしイライラします。
家事をしない夫だから離婚率が高くなるのではありません。
任せた家事や役割をしない夫を、信頼できなくなり、不安になるから離婚を考えるんです。
そこに愛はあるんか?
子育てという未知のことを、不安をかかえながらも懸命に、自分の身も心も削って頑張っているママにとって、役割分担そっちのけで自分ができる家事しかしない夫は「この先やっていけるのか」という不安や不信のタネになってしまいます。
できることは・・・
だまれ!
人を変えることはできない、変えられるのは自分
信頼も、任せることもできない相手を愛し、一方的に支え続けることは簡単ではありません。
好きで結婚した相手だからこそ、不信感がつのってきても「信頼したい」と思ってしまうし、きちんと気持ちを伝えれば「変わるかも」と期待してしまいます。
でも、いくら夫婦でも本人が「変わりたい」と思わなければ変えることはできません。私も何度も夫の言葉を信じては裏切られてきました。
20年連れ添っても変わらなかった・・・
結局、自分を変えるしかないんです。
子どもの将来やお金のこと・・・不安もあると思いますが、案外なんとかなるものです。
旦那さんを信頼できないようなら、子供やお金の不安は一旦置いておいて、自分がどうしたいのか、あやふやにせず、しっかり自分の心と向き合ってみてください。
「もう一度信じて頑張りたい」「ちょっと距離をとりたい」「スパッと離婚」
あなたが考えて出した答えなら、どれも正解だと思います。
自分に問いかけてみて!
厳しいようですが、「家族のため」と必死に頑張ったり、我慢したからといって、必ずしも報われるわけではありません。あなたが思い描く未来も想像でしかなんです。
今、夫婦でいても孤独を感じているなら、この先も孤独を感じながら一緒に生活していく確率が高いです。少なくとも私はそうでした。
虚しい・・・
任せた家事をしない夫に気を使う必要は、一切ありません。
人生100年。50歳だとしてもあと50年連れ添っていくんですから、今さらもクソもありません。子どもと自分の幸せをよく考えてみてほしいなと思います。
そして、夫婦仲に不安を感じたら、いつでも自分が幸せと思える道を選択できるよう、お金の把握だけはしておいてください。
将来に不安を感じたら
将来に不安を感じる原因の多くは「お金」です。
お金の不安は常にあるよね・・・
結婚、出産、育児、住宅、介護、老後・・・ライフステージ毎にかかってくるお金。
「子供の学費は一体いくら必要なの?」「うちの収入で大丈夫?」「貯金したいけど家計が苦しい」「投資や新NISAってどんなもの?」
そんな悩みに答えてくれるのがお金のプロ「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。
ファイナンシャルプランナー・・・聞いたことはある
保険チャンネルのFPさんは、金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などに幅広い知識をもっており、 あなたと一緒にこれからのことを考える心強いパートナーとなってくれます。
保険の見直しのイメージが強いかもしれませんが、私のおすすめは「ライフプラン設計」
FPさんが家計の状況を丁寧にヒアリングしてくれ、この先、どのタイミングでいくらくらい必要になってくるのかなど一緒に整理してくれます。その上で、最適なライフプランを提案してくれるので将来への不安がスッキリ解消されるんです。
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