最近、バイク女子なる女子ライダーを方々をよく見かける。
バイクの聖地と呼ばれる場所を訪れると必ず、バイク女子を見かけます。以前は年配の男性ばかりだったけど、世界的なパンデミック以降、本当に増えました。
そうなの?
それも若い女子だけではなく、ママ世代も多くバイクでツーリングを楽しんでいるのです。昭和五〇年生まれの僕からすると、バイクというのは男性の『自由になりたい』という欲望の象徴で、なんとなく厨二病・・・ライダーの方には悪いのだが、硬派で男くさい乗り物だと思う。
という僕も、バイクが大好きです。僕の場合、俗にいう「リターンライダー」で2018年にクロスカブ110を購入し、ライダーとしてバイクを楽しんでいます。現在は、クロスカブ110に加え、ボルテxー250という1990年代に発売されたバイクで走り回っています。
バイクって楽しそう
バイクの最大の魅力は、世間に対するアンチテーゼなのである。
バイクの魅力
バイク女子やバイクに乗り続けているベテランライダーのように本気のライダーとは違い、僕は自他共に認める『軟弱ライダー』です。夏の灼熱の太陽の下、走り回ることも、極寒の冬も、雨の日も出動させることはありません。というか、降水確率が30%あれば、ツーリングの予定をキャンセルするほどの軟弱ライダーです。
本当にバイク好きなの?
そんな僕がバイクの魅力を語るなど言語道断。本当のバイク好きの方々からは大バッシングを受けることは重々理解しています。だけど、そんな僕でも十分、バイクで楽しめます。
本当に楽しいよ
バイクの楽しみ方は、さまざまで、高速道路を利用し、遠くまで旅に出たり、たくさんの荷物を積み、ソロキャンプを行ったり、たくさんの仲間と一緒にマスツーリングを楽しむことだって可能です
また、僕のようにソロで目的地も、何の目的もなく牧歌的に何も考えず。バイクに乗るだけで楽しいと思える変態もいます。
目的や用途はバラバラですが、一様にバイクに乗っている人は笑顔です。年齢、性別に関係なく、誰もが楽しめるバイクの魅力について考えてみます。
気軽に旅ができる
バイクは気軽に旅に出ることができる。気軽というと語弊がありますが、思いたったときに一人で走り出せる。周りの人間とスケジュールを立てずとも、自由気ままにツーリングに出ることができるのです。
自由がある!!
例えば、東京から200kmくらいの観光地、箱根や富士山などは休日になると東京圏のナンバーのバイクをたくさん見かけます。車と違い、気になった風景を発見したら、バイクを止め、写真を撮ったり、休憩をするなど自由度が高い。
バイクの大きさにもよるが、渋滞中に脇道にそれ、渋滞を回避することも可能なんですよね。もちろん、その道が目的地につながっているかは別として、細い道でも気軽に走れるのがバイクの魅力です。
自然を感じストレス解消
バイクで走っていると、その季節の温度や湿度、匂いまでも体感できます。車や電車では味わえない自然を感じることができる。車で何気なく走っていた道も、バイクで走ると違った道に思えるときがあります。全身で風を受けながら、走るだけで季節を感じることができるのはバイクの魅力ではないでしょうか。
気持ちよさそう
バイクに乗っていると清々しいほどの開放感を味わえる。
理不尽や不運に塗れた現代社会で生きていると、感じるストレスも何もかもを忘れられます。他人との関わり、しがらみなど、生きる上で感じる息苦しさみたいなものを綺麗さっぱり忘れ、ただ、自然の中にいる自分という存在を見つめ直すことができるのです。
もしあなたがバイクに乗ると新緑の木漏れ日を浴びながら走ることも、煌めく水面を眺めながら、走ることもできるんです。そんな自然と触れ合いながら走らせるバイクはとても楽しいですよ。
走るだけで楽しい
現代の快適な車に乗り慣れると味わえない、運転する楽しさがバイクにはあります。ただの移動手段ではなく、走っていること自体が楽しく感じる乗り物なのがバイクです。
子どもの頃、自転車を手に入れたときの感覚を思い出してください。生活の世界が広がり、どこまでも行けることに感動をしたはずです。自分とバイクだけで、ここではないどこかに行くという感覚は、あの頃の気持ちと同じなのです。
いいなぁ〜
目的地を決めずに、知らない土地をフラッと訪れることができるバイクは魅力的です。
不便だからこそ楽しい
バイクを運転していると雨が降れば濡れるし、気温によっては暑いし、寒い。快適にバイクを楽しめるのは、一年で2、3ヶ月だと思います。
さらに、運転しながらスマホをいじることも、ご飯を食べることも簡単ではない。つまり、日常的に行っていることがバイクに乗るとできません。
そりゃそうだ
そして、趣味というのは手間が掛かれば掛かるほど楽しいんですよね。技術の発展で誰でも簡単にできることが増え、楽しみが減ってしまったのですが、バイクには不便という楽しさがまだ残っています。
バイクは世間に対するアンチテーゼである
バイクというのは、自由の象徴と共に、世間に対するアンチテーゼです。より便利に、より快適にと世の中が流れていることに対する抵抗です。
もちろん、生活がより便利に、より快適になることに反対をしているわけではありません。僕はウォシュレットのないトイレで用をたしたいとは思わないし、インターネットがない時代に戻りたいとは思いません。
確かにね
ですが、便利過ぎて、工夫をする余地がなくなったり、努力をして手に入れる喜びがなくなったりすることに危機感を抱いているのです。
面倒くささも楽しめるのが趣味です。不便だから工夫する、できないから努力する、そして初めになかった快適さを手に入れるから、さらに楽しくなる。
バイクには、まだまだその不便さがある。だからバイクは楽しいのです。
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