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もう、疲弊するのは止めにしませんか? 自己犠牲社会の弊害

コラム
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現代の日本は異常である

現代の日本の国、会社、家庭・・・全てにおいて、自己犠牲を前提にしたが敷かれていることに嫌悪感を抱きます。

瀕死の日本経済を立て直すために、国民を犠牲にし、増税をして当然。会社のために家庭やプライベートを犠牲にするのが社会人として当たり前。子供のため、家族のためにママが犠牲になることが正義・・・。

日本人の美徳である『自己犠牲精神』を食い物にすることが当たり前になってはいけません

ひらめ
ひらめ

反吐が出る・・・

「おもてなし」などに代表される日本伝統のは、とても素晴らしいと思うし、守るべき日本の精神です。ただ、自己犠牲を押し付け、恩恵をむさぼる人間が増えた現代では、『自己犠牲にはキチンと対価を払うという価値観』を広め、損をする人を救済する必要があります。

家事を少しだけラクにする方法

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日本文化と自己犠牲精神

日本人は伝統的にが褒められ、他人のために我慢することが美徳であるとされてきました。精神に代表されるように、相手を敬い、相手のために尽くすことが当たり前だった日本は、とても素晴らしい社会でした。

ひらめ
ひらめ

日本的な社会・・・

日本人は昔から、相手のことを考え、先回りする『忖度そんたく』で行動していました。忖度と聞くと先の政権での不祥事から、良い印象を受けないと思いますが、忖度とは「相手の気持ちを考慮すること」であり、悪いことではありません。相手が求めていることを熟考し、自己犠牲をしてでも、心のこもった待遇をする・・・です

まお
まお

良い考えだよね

元々日本人の行動には、損得勘定はありませんでした。少しはあったかも知れませんが、損得勘定より、忖度感情の方が大きかった・・・おもてなしをする側の人間は、単純に「相手に喜んで貰いたい」という感情しかなかったのです。もちろん、当時の日本人がどう考えていたかは知る由もなく、どう思っていたのかは定かではありませんが、少なくとも、僕はそうであって欲しいと想います。

まお
まお

・・・相手のためなんて素敵

ですが、現代のように損得勘定で動くことが正義になると、日本人特有の精神を貪ろうとするやからが増えてきやがる。やってもらって当たり前・・・「なんで自己犠牲をしないのだ?」と自己犠牲の上に成り立つ現代の日本は異常です。

ひらめ
ひらめ

自己犠牲を求めるなっ!!

自己犠牲とは強要されるものではなく、自発的に行うものであり、押し付けらてするものではありません。

社会が自己犠牲を求めている

他国では、自己犠牲をすることを強要されることはなく、しっかりと犠牲になった分の対価が払われます。自己犠牲の上に成り立つ社会というのは、弱者いじめの何ものでもありません。

まお
まお

・・・ほんとだね

しかしながら、現代の日本社会は『自己犠牲』を求めています

例えば、日本の企業では、愛社精神という謎の価値観で、に自己犠牲を求められ、会社のために尽くしているをしていれば、会社の評価が高くなる・・・。ちなみにですが、ワーママが評価されにくい原因も、自己犠牲が足りないと判断されているからです。

世の中の男性のように、無駄に時間をかけ、必要のない残業をすれば、「あいつは、プライベートを犠牲にして会社のために頑張っている」などと評価されますが、家事や育児を一手に引き受けるママは、「子供を産むと使えない」などと不当な評価をされてしまいます

まお
まお

分かる・・・

さらに、共働きのママは家庭でもが求められています。仕事で疲れて身体に鞭を打ち、家事や育児を行うのは自己犠牲の何ものでもありません。

現代の日本は、全てが自己犠牲が前提に社会システムが組まれているのです。

日本人は伝統的に自己犠牲精神が強い

僕たち現代に生きる日本人は、物心がついたときから、自分を押し殺し、他人の正義のために自己犠牲をすることが正義であると教え込まれてきました。気がついたら、自己愛などは微塵みじんも持たず、会社のため、家族のため、子どものため・・・他人のために苦しむことが当たり前だという価値観を埋め込まれました。

だから、ラクをして結果を出すことを悪と認識し、成功は苦労の先にあると勘違いをしているのではないか・・・。僕は、この『自己犠牲をしなければ成功はない』という価値観こそが、現代日本に巣食う『悪の権現』である気がしてなりません。

まお
まお

ラクしちゃダメな雰囲気があるよね・・・

現代の日本では、家族のために自己犠牲することが当たり前で、苦しむことが愛情であると間違った認識が蔓延まんえんしていることに危機感を感じています。というのも、子供が幸せだと感じるのは、母親が苦しんでいる姿を見るときではなく、母親が楽しそう、嬉しそうな顔をしているのを見たときです。

少なくとも、僕は息子たちのため、家族の平和のためにママには、笑顔でいて欲しい。

残念ながら、我々父親より、ママの方が子どもと一緒にいることが多く、父親の機嫌より、家庭を守るママの機嫌の方が、家族平和には必要なのです。

資本主義社会と自己犠牲精神の相性

古き日本のように、他人と密にコミュニケーションを取り、助け合い、譲り合う風習があれば、忖度文化は理にかなっています。相手への敬意と感謝の気持ちがあるからこその「おもてなし」であり、忖度です。

しかし、現代のように「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」などと損得勘定が行動の基準になると、自己犠牲精神は悲惨ひさんでしかありません。損得勘定で物事を考えれば、自己犠牲をする人は損をするし、権力者は、自分の欲望を満たすために、周りの人間に自己犠牲を押し付けてくるのです。

まお
まお

あ、分かる気がする・・・

忖度をする側の人間が損をして、忖度される側の人間が得をする・・・いびつな社会になってしまったのが現代日本社会です。

自己犠牲を止めよう

本来であれば、誰もがやりたがらない仕事には、それなりの対価が払われるべきなのに『自己犠牲をすることが正義』といった間違った価値観を刷り込まれた人間は、何も疑いもせず、「自分だけが我慢すれば上手くいく」とか「苦しくても、これが愛情だ」と自分に言い聞かせ、頑張ってしまっています。

あなたの頑張りは評価さえるべきです。自己犠牲は、精神的にも肉体的にも負担になります。やってもらって当たり前だと考える人間の権力に屈してはいけません。

あなたの人生は、あなたのものです。苦しんだ先に幸せなどあるはずがありません。少なくとも、現代の日本では自己犠牲が報われることはありません。

ひらめ
ひらめ

残念ながら、損しかしない・・・

他人のエゴのために自己犠牲をするのは止めて、自分自身のエゴを通して生きてみましょう

少しだけラクをしよう

ママが忙しくてイライラしているより、笑顔でいることの方が子どもにとって幸せです。

もし、週に二回、夕飯を作る必要がなかったら、あなたは何をしますか?

子どもとの会話を楽しんだり、宿題を見てあげたり、読書や映画鑑賞・・・ゆっくりすることも可能です。もちろん、溜まっている家事をすることだって・・・

まお
まお

・・・ゆっくりしたいな

毎日ではなくても、週に二回、夕飯の準備を最短五分で終わらせることが出来たら、ほんの少しだけ心に余裕が出来ますよね。

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冷凍食品だから、愛情が足りないなんてことはありません

まお
まお

そうだよね・・・

仕事に家事、そして子育て・・・あなたは手を抜くことが悪いことのように感じるかも知れません。ですが、大切なのは『ママが笑顔でいること』です。そのためには、家事の負担を減らすこと。

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