いつの間にか、サンタクロースはいないと言われ続け、ルドルフ(赤鼻のトナカイ)も、空飛ぶソリも、全ては空想上の話であり、『クリスマスは経済を回すための口実である』と現実を知る大人になってしまいました。
・・・そうだね
もちろん、科学的に考えれば、重力に逆らい空を飛ぶソリも、そのソリをひくトナカイたちも、暗い夜道を照らすほど光るルドルフの鼻も、世界中の子供達に一晩でプレゼントを配るスピードも、そんな量のプレゼントを入れる袋も、僕が頭の中で描いていたサンタクロースは、現実では有り得ない・・・残念ながら、全てが非現実的です。
そもそも、現代の日本の住宅事情では、サンタクロースが不法侵入する煙突もないし、もし仮に、煙突以外から、子供部屋に入ろうとすれば、警報がなり、警備会社が飛んできてしまいます。こんな世知辛い社会では「サンタはいる」などと夢を語ることすら憚れてしまいます。
うむ。確かに・・・
僕が知っているサンタクロースは、華やかなネオン街で、寒い中ミニスカートを履き、男性の夢を叶えてくれる女性のサンタです。
プレゼントはくれず、どちらかというと、こちらがお金とプレゼントを用意して、ひとときの安らぎを求め、会いに行く対象です。教育上、よろしくないサンタ・・・そんなサンタと聖夜を共に過ご・・・
そろそろ、止める?
妄想の世界に入るところだった・・・
もし仮に、サンタクロースが実在していたとしても、プレゼントを配る対象の子どもがいないのではないでしょうか?
どういうこと?
本当は、サンタクロースは実在して、良いこにプレゼントを配りたいと思っていて、純粋な子どもを探しているのに、汚れた心の子どもしかいない・・・としたら、悲しくないですか?
それは、悲しい・・・
どうして、サンタクロースは来てくれないのか・・・考察して見たいと思います。
サンタクロースは実在するのか
個人的なことをいうと、僕はサンタクロースはいるような気がしていてなりません。もちろん、エロチックなサンタのコスプレをしている女子ではなく、子どもに夢を与えてくれる本物のサンタクロースです。
えっ?!
いると思う・・・
「サンタはいない」と断言できる理由は何ですか?
あなたの心が汚れているから、子どもの頃から、ひねくれていたからサンタに会えていないだけで、本当はいるかも知れません。
ちなみに僕は、ゲスでスケベな人間なので、サンタクロースには会ったことはないし、これからも会える気がしません。
だろうね・・・
僕にとってサンタさんは、会いたいけど、会えない・・・長距離恋愛の恋人みたいな存在です。
おそらくですが、世界中に数人、いや、何万人もの子どもが、本物のサンタさんにプレゼントをもらっています。
サンタクロースを信じる人が減った理由
そもそも、神様を信じて、サンタクロースを信じないとか、占いや運命を信じているくせに「サンタはいない」なんて言っているのは、全てに反抗をしたがる厨二病の小僧となんら変わりません。
動くネズミのぬいぐるみと戯れ、『夢の国』なんて喜んでいるくせに、ショッピングセンターにいる赤い服に白い髭のサンタを見て「あ〜、クリスマスの時期が来たな・・・」なんて、冷静に素通りをする大人が、子どもの心を汚しているのではないでしょうか。
・・・何となく分かる
そもそも、繁華街にいるミニスカートのサンタには目を奪われ、身包み剥がされるまで楽しんでいるから、サンタと遊ぶには、多額のお金が必要だということが現実だと勘違いをする。
サンタはいるかも知れないし、いないかも知れない。だけど、僕はサンタクロースの存在を否定するエビデンスを持っていない。つまり、サンタがいないとは断言ができません。
・・・いると思う
否定することは簡単
サンタを信じている年代の子どもは無邪気で、純粋で、ある意味、近くにいる大人の言ったこと、行動を信じてしまいます。
「サンタさんっているの?」なんて、答えにくい質問もしてくるんですよね。現実を知らしめた方が良いのか、それとも、子どもの夢を信じさせて良いのか・・・親になれば、必ず通る道です。
・・・悩むよね
空飛ぶソリ、大量のプレゼントが入る袋、鼻の光る突然変異のルドルフ・・・このあたりは、科学的に考えて嘘である確率が高い・・・だけど、サンタクロースは、妖怪や幽霊に比べて、街に溶け込みやすいので、実在する確率は桁違いに高い。なので、否定することはできません。
例えば、あの赤い服に白い髭とサンタのアイコンがなかったら、サンタが街を歩いていてもサンタであると気がつきません。くたびれたスーツを着て、居酒屋で中ジョッキを抱え、仲間たちとハイボールを飲みながら、唐揚げを頬張っているおじさんが、サンタクロースだったとしても、分からないのです。
なんか嫌だ・・・
もしかしたら、サンタクロース株式会社のように法人化していて、他社に仕事を発注し、ただのおじさんがサンタとして、純粋で無邪気な子どもたちにプレゼントを届けているのかも知れないのです。
つまり、何が言いたいかというと、サンタはいるか、いないか分からないので、むやみやたらと子どもの夢を否定しない方が良いということです。
もし、サンタが実在していたもしても、あなたが否定をすることで、子どもの中でサンタはいないことになってしまうのです。
・・・そうかも
サンタクロースはいるの?いないの?
サンタクロースは実在するんです。少なくとも、僕は実在して欲しい。だから、子どもがサンタの存在を否定するのであれば、全力でサンタの存在を匂わせます。
実際に僕は、サンタクロース(の格好をしたお姉さん)を見たことがあるし、話したこともあります。そして、夢を見させてもらった・・・高い対価は必要ですが、僕が知っているサンタは慈善事業を行なっているサンタではなく、商業目的のサンタであっただけで、サンタは僕の中で確実に存在をしているのです。
そもそも、見たことがないから信じないとか、みんなが「いない」と言っているとか、そんな大人の事情は子どもには関係ありません。さらにいうと、神様を信じているのに、サンタを信じない理由が僕には分かりません。
・・・確かに
信じればいるし、信じなければプレゼントを持ってきてくれない・・・サンタクロースというのは、そんな存在なのではないでしょうか。
サンタクロースの存在を信じている子どもには「サンタはいる」と断言できる大人でいたいと思いませんか?
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